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DATE
2019.05.18
花嫁着物の柄に込められた意味

本日もブランドゥスティルアンのブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

昨今では結婚式も多様化し、

ドレスや和装など様々にご自分のスタイルを作られる花嫁様が多くいらっしゃいます。

 

その中でも、和装は日本らしさを感じられる艶やかさがあり注目のお衣装です。

 

花嫁着物には、幸せを願う、想いの込められた柄が織り込まれております。

柄一つとっても、色々な意味が込められているのですね。

 

和装の柄(文様)には様々な種類がありますが、その中から代表的な文様をいくつかご紹介いたします。

 

まずはこちら。

有職文様の代表的な一つ、亀甲文様です。

 

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有職文様とは、中国唐朝から伝わった文様を日本風にアレンジした文様です。

平安時代に、公家の装束や調度品に使用されていた伝統的な文様をさします。

主な文様として、立涌文、菱文、雲鶴文、小葵文、七宝文などがございます。

 

亀の甲羅に形が似ていることから名付けられた亀甲文様は、「亀は万年」とも言われるように

長寿の象徴です。おめでたいしるしとされる吉祥文様としても、様々な着物に用いられています。

 

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七宝、紗綾形、青海波と一緒に織られた雲取文の色打掛。

 

四方八方に広がっていく様から名付けられた七宝文は、

輪が無限につながっていくことから円満の意味が込められております。

七宝とは仏教における七種の貴重な宝のことであり、

その縁起の良さにちなんで七宝と呼ばれているとも言われています。

 

また、穏やかな波が永遠に続く様子の青海波は未来永劫の幸せを願うという意味が、

また卍(まんじ)の形を崩してつづり連ねた文様である紗綾形にも、

どこまでも続くその柄から不断長久として家の繁栄や長寿を願う意味が込められています。

 

こちらの色打掛には椿の文様も見えますね。

椿は、一年中青い葉をつけていることから吉祥木とされており、

また寒さの厳しい冬に花を咲かせて春を告げる木であることからおめでたいしるしとして愛されてきました。

 

 

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吉祥文様の中でも代表的な一つ、松竹梅。

歳寒三友とも呼ばれ、中国の文人画で好まれる画題の一つ。三友とは、松・竹・梅のことをさします。

冬の寒さでも常に緑を保つ松、真っ直ぐに伸びる竹、

寒中に美しく花ひらく梅は日本では吉祥のしるしとして大変馴染みのある文様です。

 

 

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宝尽くしと花車、亀と同様に長寿の象徴とされている鶴が文様になっているこちらの色打掛。

 

絢爛豪華に咲き誇る四季折々の花を乗せた花車は、平安時代の貴族が乗っていた牛車に美しい花をのせて模様化したものです。

たくさんの幸せを招くように、という願いが込められています。

 

また、福徳を呼ぶ吉祥文様としてよく見られるのが宝尽くし文。

この色打掛では花車を囲むように散らされています。

打てば宝が出てくる打出の小槌、砂金や金貨を入れる金嚢、

七宝、金を計る分銅、隠れ笠など様々な宝を組み合わせて使用します。

 

 

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熨斗に、牡丹、桜に鼓などが華やかな色打掛。

 

慶事のご進物としてアワビを引き伸ばして干した熨斗アワビが元となっている熨斗には、

数本が束になっている束ね熨斗と呼ばれる文が多くございます。

永遠の象徴とされております。

また、百花の王とも呼ばれる牡丹は、

幾重にも重なる花びらの優雅さから皇帝に愛されていたとされ、

富貴・高貴・幸福などを表します。

豊年の兆しとなるめでたい花として描かれてきました。白無垢・色打掛でもよく見られるお柄です。

 

鼓は祭りや宴の楽しげな雰囲気をイメージさせますね。

美しい音色が鳴るという意味と、見事な実がなるという意味にかけて、

豊作を意味する文様として好まれています。

 

また、桜もよく用いられる花の一つ。

日本人に愛されている桜は日本を象徴する文様です。

春にたくさんの花を咲かせる桜は、

春の花の象徴でもあり縁起の良いことの始まりを意味しています。

婚礼においては、新たな人生をスタートするお祝いの意味でも用いられます。

 

いかがでしたか?

 

何気なく目にする着物の柄にもそれぞれに奥深い意味が込められています。

柄の意味を知ると、お着物への想いもより深いものになりますね。

今も昔も、花嫁様の門出を祝う気持ちは変わりません。

結婚式という晴れの日に、和装に込められた幸せを願う想いを感じられてみてはいかがでしょうか?

 

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