- DATE
- 2019.12.03
いつもブランドゥスティルアンのブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
ここ近年で流行中の和婚。
そもそもいつから日本人は白無垢をお召しになったか皆様はご存知でしょうか。
白無垢は、室町時代の足利幕府により礼道教育が始まり、
婚礼の法式などが生まれ、婚礼の衣裳が定められました。
この頃に幸菱文様の表着に白打掛が着用されたと言われています。
これが大まかな白無垢の歴史となります。
花嫁が白無垢を着ることには、
「相手の家の色に染まるように真っ白のまま嫁ぐ」という意味が込められています。
これを深く掘り下げると、
「生家の娘として一度死んで、嫁家の嫁として新たに誕生する」ということを表しているようです。
結婚することで姓が変わり、住む場所が変わり、
花嫁さまを取り巻く環境は今までとは大きく違ったものとなります。
昔ほどとは言えませんが、
今も結婚に対してはそれくらいの覚悟を持って臨むものという表れなのでしょうね。
さて、本日は当店に新しく仲間入りした白無垢をご紹介致します。
Name:熨斗草花に鶴
こちらの白無垢は、斜めに曲線を描きながら場面を構成する道長取りに、
束ね熨斗、鶴、秋草を中心とした草花を配した吉祥の趣あふれる白無垢に仕上がっております。
束ね熨斗が描く曲線さが、とても華やかで美しくとても映える一着です。
束ね熨斗の周りに描かれている秋草が小柄でとても可愛らしい印象も与えてくれます。
格調高い織物の魅力を存分に感じさせる白無垢になっております。
Name:歳寒三友文
江戸時代から婚礼衣裳に使われている吉祥文様である松・竹・梅を雪輪にあしらい、
おめでたい雰囲気に満ち溢れた格調高く華やぎのある白無垢です。
古典柄でありながら、丸みを帯びたモチーフは、花嫁様の愛らしさを一層引き立てます。
大柄でぱっとした華やかさが、神社でも映えます。
こちらの白無垢は、総絵羽織。 型紙を30万枚以上必要になり、
柄が一層の絵画のようになって絵羽で柄が切れないかつ織り返しがない最高級の織物になります。
こちらの2点の白無垢は、善王寺織という織り方で仕立てられた白無垢になります。
善王寺織とは、柄を織り成す絵緯糸に太い糸を多く織り込み、
唐織にも負けないふんわりとしたボリューム感があるのが特徴です。
織物ならではの立体感が独特の存在感を醸し出しています。
当店でも初めて入荷した織物の白無垢になります。
是非、ご来店頂いた際には、間近で善王寺織を見てみて、お召しになってみてくださいね。
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