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DATE
2021.11.30
和装の柄について

本日もブランドゥスティルアンのブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

コロナウイルス感染拡大防止の為、私たちも通常の営業日や営業時間を減らしながらも

これからご結婚式を迎えられる新郎新婦様へ精一杯お衣裳のご案内を致しております。

ご迷惑をお掛けしておりますが、ご理解・ご協力いただいておりますお客様、関係各所の皆様へ心より御礼申し上げます。

 

 

今回は着物の文様についてご紹介させていただきます。

着物には様々な文様がありそれぞれに意味があることをご存知でしょうか?

 

好きな色や見た目の好みで選ぶのはもちろんですが、文様の意味が分かれば、

さらに着物に対する想いが増すことでしょう。ぜひご衣裳選びの参考にしてみてください。

 

 

~文様の種類~

 

〇吉祥文様

〇有識文様

〇春景文様・・・春の草花をあらわした文様。「人生の春」を象徴する。

〇御所解文様・・・能や王朝時代の物語を象徴的にあらわしたもの。

〇正倉院文様・・・奈良正倉院に収蔵されている名物裂に見られる文様の総称。

〇光琳文様・・・江戸中期に興った、花鳥風月を題材にとった絵画的な文様。

〇風景文様・・・名所などを風景画のようにあらわしたもの。

 

この文様の種類の中から、今回は婚礼衣装によく使われる吉祥文様と有識文様について詳しくご説明させて頂きます。

 

〇吉祥文様

吉祥とは、「良いしるし」「めでたい」という意味があり、本来は不老長寿を願う中国思想によるものです。

日本では、平安時代に年中行事で使う、和装の吉祥文様が完成しました。

その後、時代ごとの様相を示しましたが、平安朝を意味するものが吉祥文様として多くをしめています。

 

・鶴

慶事に際して最もポピュラーな文様の一つ。長寿の象徴。

 

 

・鳳凰

天下泰平の象徴。また、鳳は雄、凰は雌をさすことから夫婦和合を意味し慶事を表す瑞鳥として日本で古くから愛されています。

 

 

・松竹梅

松は忍耐強く真心を尽くす人、竹は隠し立てのない正直な人、梅は生命のしるしとされています。

 

 

〇有識文様

有識文様とは、平安時代以降、家の格や伝統に相応して、

公家や装束や調度品につけたとされている文様のことで殆どすべてが織文様のため織物の特色を活かした

「繰り返し文様」「割付文様」に分類されます。

 

・亀甲

正六角形を縦横に、余白を残さず連続して繋ぎ合わせた文様のこと。亀と同様に長寿を表します。

 

 

・七宝

一つの輪を上下左右に重ねてできた文様。

自分を中心にして輪が四方八方に続くことから永遠性の象徴として「長寿」

あるいは「福」が絶えずいつまでも続くという意味があります。

 

 

今回は数ある文様の中から一部をご紹介させていただきました。

まだまだたくさんの種類があり、たくさんの意味があります。

着物は知れば知るほど奥が深く、日本の古き良き文化を感じることができます。

お柄の意味を知ることで、きっと特別な一着になること間違いなしです。

 

お衣裳選びで迷われている花嫁様はぜひ和装もご検討くださいませ。

わからないことがあればお気軽にお声かけ下さい。

 

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